18年前のドタキャン事件で日本を騒がせた「t.A.T.u.」(タトゥー)の2人。あれから18年経って、2人の姿がまるで別人!
当時のドタキャンの真相もついに明らかになりました。
この記事は
- t.A.T.uの結成と全盛期
- t.A.T.uの2人の現在の姿
- Mステドタキャン事件の真相とその後
について紹介します。
目次
t.A.T.u.(タトゥー)の結成と全盛期

t.A.T.u.(タトゥー)は女性2人によるデュオです。メンバーは、
- レーナ・カティーナ
- ジュリア・ヴォルコヴァ
の2人です。
結成時に2人は13歳という若さでありながら、過激な表現と高い歌唱力で世界中にブレイクを果たしました。
当時、2人は同性愛者で恋人同士という設定で、まだ保守的にだった2000年前後ではたびたび話題になっていました。

後からわかったのですが、2人は実は恋人同士でもなく同性愛者でもなく、すべてがプロデュサーの戦略でした。
t.A.T.u(タトゥー)の現在の姿

当時はショートヘアとお人形みたいなパーマロングヘアの2人。現在の姿は?
レーナの昔と現在を比較

t.A.T.u全盛期のレーナと現在のレーナを比較しました。
たまたま同じ髪型の写真見つけました。いかがでしょう。
当時の面影は少し残っているけれども、18年も経ったからかなり変わりましたね。
レーナは綺麗なお母さんになった

レーナは今37歳で一児の母にです。
2013年8月に結婚して、2015年5月に長男を出産しています。その後2019年11月に離婚しました。
息子のアレキサンドルは今年で6歳になって、レーナのインスタにも時々登場します。

レーナのインスタの他の写真もシックでおしゃれですね。

ジュリアの昔と現在を比較

t.A.T.u全盛期のジュリアと現在のジュリアを比較しました。
びっくりほど全然違いますね!
特に唇は大きく変わりました。
昔は薄い唇でしたが、現在はぷっくり唇になっています。これは整形した可能性がありますね。
t.A.T.u.(タトゥー)ドタキャン事件の経緯
2003年Mステドタキャン事件の経緯

18年前の2003年。t.T.A.u.「Я сошла с ума(英語版のタイトルは「All The Things She Said」)」という曲が世界中で大ヒットし、驚異的な人気を博しました。
当時のt.T.A.u.はまだ18歳くらいと若かったですが、ロシアから世界へ進出して、ヨロッパーもすでに行っていて、これからが日本という感じでした。
日本でも同じような成功を望んでいて、Mステへの出演はその成功への鍵でした。

しかし、t.T.A.u.冒頭の挨拶には登場したものの、出演のステージに姿を見せませんでした。
Mステのスタッフも他の出演アーティストも、タモリさんも驚愕でしたね。
その時タモリさんは視聴者にこのように説明しました。
この時、タモリは「t.A.T.u.が出たくねぇと言っています」と状況説明し、CMへ突入。
そしてCM明け、タモリが「やっぱりt.A.T.u.は出てこないようです」と改めてt.A.T.u.が出演拒否したと視聴者に伝えた。
引用元

タモリさんが何回でも呼びかけましたが、結局その日のMステにt.A.T.u.は出てきませんでした。Mステ史上最大の放送事故となりました。
当時はSNSがまだなかった時代ですが、「t.T.A.u.のMステドタキャン」の件に批判が殺到し、t.A.T.uへのバッシングが相次いでいました。
今の言葉を使うと、全日本を敵に回したくらいかなり「大炎上」していました。
タモリさんもさまざまな番組で「俺にt.A.T.u.の話をするな!」とネタにしていたりしましたね。
ドタキャンした理由はプロデューサーの仕掛け
t.T.A.u.は一体なぜわざわざ日本まできて、Mステの出演直前にドタキャンをしたのでしょうか?
最初はt.T.A.u.本人自らの意思と言われていましたが、事実はそうではなかったです。
後から明らかになりましたが、実はドタキャンはプロデューサーの指示だったと言っています。
そのプロデューサーの名前はイワン・シャポワロフ。
イワンはt.A.T.uのキャラ設定を全部手かげて、t.T.A.u.にレズビアンを演じさせたのもイワンでした。


『今夜くらべてみました』に出演したレーナさんも、プロデューサーの仕掛けだったと言っていました。
2021年にのインタビューでt.T.A.u.はドタキャン事件についてこう振り返ります。
私たちは楽屋で衣装を着てメイクをして、出演を待っていました。
するとバーニャ(イワンの愛称)が突然、電話で「出演してはだめだ」と言ってきたんです。私たちは「バーニャ、なぜ出演を拒否するの?」と聞きました。すると彼は「あとで説明する。お前たちは俺のことを信用できないのか?」と言いました。
引用元:グローバル朝日
実はMステの出番の直前に、イワンから電話でドタキャンの指示があったとのこと。
t.T.A.u.の2人は当時まだ18歳で、イワンは37歳でした。
まだ若かった2人は、19個も上のイワンの指示を逆らえることができなかったでしょう。
実際、レナーはインタビューでイワンについてこう語っていました。
彼(イワン)はまさに「権力者」で、すべてを決めていました。人は突如、自分のことをまるで神様のように思うと、そんなとんでもないことが起きてしまうのです。その時の彼がまさにそうで、何でも自分で決められるという万能感があったと思います。実際、それまでは成功していましたから。
引用元:グローバル朝日
私たちの活動はすべて彼の言いなり、彼のアイデア通りにやっていました。
今であれば抵抗するのでしょうが、当時はできませんでした。
引用元:グローバル朝日
当時は、イワンはt.T.A.u.のすべてを決めていた権力者でした。Mステのドタキャンも、イワンの独断で決められましたし、t.A.T.u.の2人は拒否することができませんでした。
では、数々の成功を収めてきたプロデューサー・イワンは、一体なぜMステの出演をドタキャンにしたでしょうか?
プロデューサーの炎上商法が失敗した
イワンがMステの出演をドタキャンにした理由は、「t.A.T.u.を有名にしたいから」でした。
なぜ彼がドタキャンをさせたのか、後になって分かりました。わざとスキャンダルを起こし、私たちをもっと有名にしようとしたのです。
当時t.A.T.u.はすでに日本で人気があったけど、イワンは人気をさらに上昇させようと狙っていたのです。
実は、t.A.T.u.はそれまでにもわざとスキャンダルを起こして、話題になって人気を集めてきました。
レズビアンの設定もドタキャンも、t.T.A.u.の「スキャンダラス」なイメージを作るための仕掛けでした。
例えば、日本のMステだけではなく、来日前に予定されたイギリスでのライブもドタキャンしていたことが後から明らかになりました。
スキャンダラスの戦略はそれまで成功してきたので、まさか日本で大失敗すると想像もしていなかったでしょう。
日本人からするとドタキャンはありえないだけど、その感覚をイワンは理解できなかったかもしれませんね。
ドタキャンの後も謎行動が続く
t.A.T.u.がMステドタキャンの後、東京ドームでライブを開催しましたが、ライブ前日に控えていたインタビューも突然キャンセルするなど、周りを困らせる行動が続いていました。
レーナによると、それは当時の2人の若さでもあって、プロデューサーの仕掛けでもありました。
2004年にプロデューサーを解雇
プロデューサーのイワンが起こした問題はドタキャンだけではなく、テレビ番組もアルバムの制作もうまく推進できなかった。
最終的に、イワン・シャポワロフは解雇され、ボリス・レンスキーがプロデューサーに就任することになりました。
シャポワロフの解任後は、t.A.T.u.のドタキャン騒動は二度とありませんでした。
t.A.T.u.(タトゥー)騒動のその後から2021年現在まで
Mステドタキャン騒動のその後、t.A.T.u.(タトゥー)は何をしていたか?いまはどうしているか?
2021年12月15日にレーナが『今夜くらべてみました』に出演し、空白の18年間の出来事を教えてくれました。
2003年〜2021年の年表

t.T.A.u.のドタキャン騒動後の年表はこんな感じです。
- 2003年6月 Mステドタキャン騒動
- 2003年12月 東京ドームでライブ開催、ロシア大統領選挙出馬を表明
- 2006年 名古屋でのイベントが運営側の都合で急きょ中止(この年以降、日本でのライブイベントなし)
- 2011年 t.A.T.u.グループでの活動休止を発表。2人はソロ活動へ
- 2012年 アルバム発売10周年の記念で再結成
- 2013年 レーナが結婚
- 2014年 t.A.T.u.解散発表
- 2015年 レーナが息子を出産
- 2021年 レーナが16年ぶりに日本のテレビに出演
波瀾万丈な18年間という感じですね。
休止→再結成→解散を経たt.A.T.u.の2人は今仲良くしているかが気になるところです。
「今はジュリア連絡とっているか」というMCからの質問に対して、レーナは「今はとっていない」と答えました。
実は日本が大好き
また、レーナは日本のテレビに出演については前向きです。
実は日本が大好きで、昔に日本に来れてうれしかったし、機会があれば京都に行きたいと言っていました。



ちなみに好きな日本食はすしざんまいだったそうです。意外と庶民的なところも可愛いですね。

レーナは今回は16年ぶりに日本のテレビに出演しましたが、これから露出が増えるかもしれません。
また日本のテレビでt.A.T.u.の曲を聴けるのを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。