ハンオシは逃げ恥に似てる?原作漫画は全然違う!ドラマと漫画を徹底考察!

清野菜名さんと坂口健太郎さんの出演ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(略称:ハンオシ)は、大人気ドラマ『逃げ恥』に似てるという声が続出しています。

確かに『ハンオシ』と『逃げ恥』のドラマはいくつか共通点があり、既視感もあります。

しかし、原作漫画ファンからは「全く違う」という声も…

筆者も実際に2つの漫画を読んで、読み進めるうち漫画の雰囲気が全然違うなと感じています。

この記事は『ハンオシ』『逃げ恥』の似ているところ、違うところを徹底分析します。

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『ハンオシ』『逃げ恥』のドラマ概要

まずは『ハンオシ』『逃げ恥』のドラマ概要を簡単に紹介します。

『婚姻届に判を捺しただけですが』(ハンオシ)

引用元:TBS
  • 初回放送:2021年10月19日
  • 放送枠:TBS火曜22時
  • 主要キャスト:清野菜名、坂口健太郎
  • 初回視聴率:9.0%
  • 最終回視聴率:不明

『逃げるは恥だが役に立つ』(逃げ恥)

引用元:TBS
  • 初回放送:2016年10月11日
  • 放送枠:TBS火曜22時
  • 主要キャスト:新垣結衣、星野源
  • 初回視聴率:10.2%
  • 最終回視聴率:20.8%

『ハンオシ』は2021年10月クールのドラマで、『逃げ恥』は2016年10月クールのドラマでした。

ハンオシの初回放送は、逃げ恥の初回放送からは5年も経っていたけど、

逃げ恥は最終回視聴率20%超えを記録した大ヒット作であり、

2021年年始に新春スペシャル編も放送されたばかりなので、ファンの記憶はまだ鮮明なんですね。

そのため、同じ偽装結婚のこの2つの作品はどうしても比較されてしまうんですね。

『ハンオシ』は『逃げ恥』に似てる?共通点4つ!

では、『ハンオシ』と『逃げ恥』は一体どこが似てるでしょう?

2つのドラマの共通点は偽装結婚の設定だけでなく、他にも色々あります。

ここから、ハンオシと逃げ恥の共通点4つを紹介します。

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①同じTBS火曜22時枠で原作漫画

先ほど紹介した通り、

『ハンオシ』『逃げ恥』のドラマはどちらもTBSの火曜22時枠のドラマです。

近年のTBS火曜ドラマは漫画からドラマ化のラブコメディが多いですね。

そのせいか、『ハンオシ』は『逃げ恥』だけではなく、『ダメな私に恋してください』『私の家政婦ナギさん』なども似ている要素がある、というコメントもありました。

このドラマに混ざっているのは、「逃げ恥」の要素だけではない。百瀬が結婚を急ぐ理由の一つに「叶わぬ片想い」があるが、その相手が兄の嫁であることが初回終盤に判明する。兄嫁に報われない片想いをしていて、それを引きずっているという設定は、TBSの同枠で2016年1月期に放送された深田恭子(38)主演の「ダメな私に恋してください」を彷彿とさせる。

引用元:Yahooニュース

②偽装結婚の設定

『ハンオシ』放送前から話題になっていたのは偽装結婚の設定。

偽装結婚といえば、2016年に社会現象になった『逃げ恥』の契約結婚が頭に思い浮かびますね。

どちらのドラマでも、主要キャストの女性と男性は偽装結婚から同居生活が始まり、一緒に暮らしながらお互いのことを知っていく、というプロセスを踏んでいます。

そのせいで似ていると思っている視聴者も多いですね。

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③セリフに既視感

さらに、『ハンオシ』を観た視聴者からは、

「セリフに逃げ恥の既視感ある!」という声が続出

特にハンオシ第三話が放送された直後、これらのシーンが話題になりました。

  • 「心のシャッターを下ろされた」
  • 「百瀬さんの味方です」
  • ハグのシーン

画像で比較するとかなり似てますね。

平匡さんと百瀬さん両方とも「心のシャター」を閉じがちな役柄なので、

このような面白ツイートもありました(笑)

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④プロデューサー、演出家、音楽などスタッフが同じ

セリフといい、画面構成といい、確かに『ハンオシ』は『逃げ恥』に似ている。

なぜそこまで似ているかというと、実は『ハンオシ』のスタッフは『逃げ恥』のスタッフとほぼ一緒です!

ここで『ハンオシ』『逃げ恥』両方とも担当したスタッフのリストを整理しました。

『ハンオシ』『逃げ恥』両方とも担当したスタッフ一覧
  • プロデューサー:那須田淳
  • 編成:宮﨑真佐子
  • 演出:金子文紀
  • 音楽:末廣健一郎、MAYUKO

担当スタッフはなんと5名も被っています。

これを見たら、ノリや画面が似ているのも納得ですね

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『ハンオシ』『逃げ恥』原作漫画は全然違う?相違点2つ!

『ハンオシ』と『逃げ恥』のドラマは共通点がたくさんありましたが、

原作漫画ファンからすると、漫画は全然違う!とのこと。

筆者も実際に2つの作品の漫画を読みました。

読み進めるうち、確かに2つの漫画の雰囲気は全然違うなと感じています。

『逃げるは恥だが役に立つ』漫画
『婚姻届に判を捺しただけですが』漫画

ここから、『ハンオシ』と『逃げ恥』の原作漫画を実際に読んで分かった相違点を紹介します!

①原作漫画の作家・連載雑誌・連載時期が違う

『ハンオシ』は『逃げ恥』はどちらも人気漫画からドラマ化した作品ですが、

原作漫画の作家さんや連載している雑誌、連載時期などが異なります。

2つの漫画を比較した表は以下です。

原作漫画『婚姻届に判を捺しただけですが』『逃げるは恥だが役に立つ』
作家有生青春海野つなみ
連載雑誌祥伝社『FEEL YOUNG』講談社『Kiss』
連載開始2017年10月号2012年11月
連載終了未定2017年2月号
『ハンオシ』『逃げ恥』原作漫画の比較

『逃げ恥』は2012年11月から連載開始し、本編は2017年2月号に完結していました。

『ハンオシ』は2017年10月号から連載し、現在も連載中です。

時期は全く被っていないですね!

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②偽装結婚をする理由が違う

『ハンオシ』『逃げ恥』2つの漫画とも「ひょんなことから偽装結婚を始める2人」から物語が始まりますが、

主人公が偽装結婚をする理由は全く違います。

※以下、ネタバレがあります!ご注意ください※

『逃げ恥』偽装結婚の理由
  • 職ナシ彼氏ナシの森山みくりが、結婚という名の就職をして自分の居場所を作るために、津崎平匡に契約結婚を提案する。
  • 「彼女ない歴=年齢」「プロの独身」津崎平匡が、契約結婚は家事代行を雇うよりも合理的だと判断したため、森山みくりと契約結婚する。

逃げ恥は社会派ラブコメディというのもあり、「結婚=恋愛+家事労働」というコンセプトで描かれた作品です。

結婚、就職、夫婦のあり方など、人生に関する様々なテーマが作品の中に存在しており、読者の共感を呼んでいます。

ちょっと不器用な2人が一緒に暮らしていく中で徐々にお互いのことを好きになり、

契約結婚から本物の夫婦になっていく…そのような物語でした。

妄想女子とウブ男子の組み合わせが新鮮で、読者と視聴者は恋の行き方を見守りたくなりますよね

ドラマ放送時は「ムズキュン」という言葉も大流行していました。

『ハンオシ』偽装結婚の理由
  • 大加戸明葉は「仕事が楽しい」「おひとり様最高」のイマドキ女子。しかし、おばあちゃんが結婚してほしがっているのとお金の事情で、百瀬柊の提案を受け入れて偽装結婚の夫婦になる
  • 百瀬柊は自分の兄嫁・百瀬美晴に長らく片想いをしている。百瀬美晴のことをずっと好きでいたいため、偽装結婚をして「既婚者」の肩書きを手に入れる

一方ハンオシでは、結婚するつもりがなかった大加戸明葉が、おばあさんのために仕方なく偽装結婚を受け入れる…という設定。

おばあさんのために貯金を全部使い切って、家賃もギリギリ払えなくなった明葉が、百瀬柊から300万円を借りる代わりに偽装結婚を受け入れることに。

偽装結婚を提案した百瀬柊はなかなかのくせもので、最初に明葉ではなくほかの人にもプロポーズしていました。

どんだけ既婚者になりたいかよって感じですね。

また、百瀬柊は兄嫁のことが好きという設定だったので、

明葉と柊の2人はすれ違いが多い感じです。

逃げ恥のように2人がお互い意識して好きになっていく…という流れになりにくいところもありますね。

ハンオシはいま連載中なので、2人は最終的に恋に落ちるか、そのまま友達関係に止まるか、展開が気になります!

まとめ

この記事は『ハンオシ』と『逃げ恥』が似ているかどうかを検証するために、

2つの作品の共通点と相違点を分析しました。

『ハンオシ』と『逃げ恥』の共通点

  1. 同じTBS火曜22時枠で原作漫画
  2. 偽装結婚の設定
  3. セリフに既視感
  4. プロデューサー、演出家、音楽などスタッフが同じ

『ハンオシ』と『逃げ恥』の相違点

  1. 原作漫画の作家・連載雑誌・連載時期が違う
  2. 偽装結婚をする理由が違う

どちらも面白い作品なので、特にハンオシのこれからの展開には目が離せません。

筆者は逃げ恥の大ファンなので、またどこかで逃げ恥SPが制作されることを願っております!

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